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●名古屋走り

「名古屋走り」こんな交通慣習があるのを知っています?

地元の慣習とのことで、初めての地域に行った場合等、危険な目にあったことはありませんか?


この記事を見て、改めて怖いと感じました。

片側四車線の幹線道路が貫く名古屋市内。

ここでは「名古屋走り」と呼ばれる慣行がある。

ウインカーをしっかり出さない車線変更、交差点で黄色信号になったら速度を上げて通過するなど荒っぽい運転の総称だ。

出張で名古屋市内を車で走る神奈川県の電子部品メーカー勤務のB氏(35)は「車線変更したくてウインカーを出しても入れてもらえない」と嘆く。

独自の交通慣習は各地で見られる。


関東では「道を譲る」合図に使うことが多いパッシング(車のライトの点滅)。

関西では「自分が先に行く」という」と言う意思表示に使われることがある。

走行中の対向車を前に右折したり、ウインカーを出さずに車線変更したりするのは道路交通法の違反行為だ。

愛媛県警交通企画課は「間一髪で事故にならないだけで極めて危険行為」と指摘する。

同県でも松山市を中心に「伊予の早曲がり」と呼ばれる交通慣習がある。

信号が青になった瞬間に直進してくる対向車の前に右折車が割り込む行為だ。

転勤などによる転入者や観光客を中心に地元の交通慣習に批判が高まり、各地で対策も始まった。


松本市は07年秋から「交通マナー向上運動」を開始。

「交通マナーの誇れる松本市に!」「交差点での強引な右折禁止!」などと書かれた六種類のステッカーを千五百枚作製し市内のパスやタクシー会社に配布した。

「県外の人から批判の目で見られていることを意識してもらいたい」(松本市交通安全課)と、外圧を借りる。

見直しへ企業も

企業も慣習の見直しに動く。


松本市のある会社は、「松本ルールに無関心でいれば、企業責任が問われる」と判断。

市のマナー順守ステッカーを自主的に調達し、営業車や社員のマイカーに張った。

県内有数の企業だけに営業車の事故やマナー違反は市民から苦情が集まりやすい。

同社の08年新入社員は269人で多くが県外出身者。

社員の安全を図る意味でも、松本ルールに染まらず巻き込まれないようにする狙いがある。


愛媛県警も04年から交差点で早曲がりの取り締まりを強化。

その効果もあってか、松山市内の07年の交差点の事故件数は2,144件で04年に比べ約2割減った。

ただ慣習はなかなか改まらない。

自動車学校によると、学校では安全運転を徹底して教えるので免許取得後の初心者は運転も身長に心がけることが多い。

一方、伊予の早曲がりを仕掛けるドライバーは、発進が遅い初心者の車の前を選んで右折する。

同氏は「早曲がりの洗礼をうけ、いずれまねを始めかねない」と説明する。


自動車評論家は、危険な地域慣習が根付く背景について「早曲がりなどを、素早くてうまい運転技術の証しとみなす勘違いもある」という。

多くの車が行き交う路上では、初心者や運転技術の未熟な人にも配慮できる運転こそ上手な運転。

譲り合いなど気持ちにゆとりを持った運転方法こそを地域慣習にする視点が欠かせないという。


なぜ地域慣習が存続し続けるのか。

地元ドライバーには「便利だから」という意識が根強いためという。

染みついた癖なので、見直すには自治体などを中心に絶えず訴え続けることが大切だ。


慣れない路上で地元ドライバーをまねることは危険と指摘する。


十分な安全ののりしろをとり、普段通りの安全運転を心がけるべきだという。

対向車の強引な右折が予想される地域ならゆっくり発進し自己防衛する。

交差点の黄色信号で速度を上げる慣習のある地域で、自分自身は黄色で止まろうと思えば、まずはブレーキランプが点灯する程度に軽くブレーキを踏み、後続車に止まることを十分にアピールする。

その上でブレーキを踏み込んで速度を落とせば衝突される可能性は小さくなるという。

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